モト・グッツィ V7ⅡSTONE タペット調整

モト・グッツィ V7ⅡSTONE タペット調整のご依頼をいただきました。
ありがとうございます。

エンジンから「カタカタ」とか「カチカチ」とかの異音が聞こえてくる・・・
以前はしていなかった・・・そんなにバカでかい音ではないけど・・・

すごく気になるこの音・・・

タペット音です(ノイズ)

タペット調整が必要ですね。メンテナンステーブルによると10000km毎と
なっていますが、音が聞こえたらすぐに調整したほうがいいでしょう。。。

メンテナンスのしやすいグッツィです。タンクも外さなくてもOK ♪
エンジンはOHV おーばーへっどばるぶ です。頭上弁式と言う方はご年配です。

プッシュロッド(棒)がロッカーアームを動かし、バルブが開いたり閉じたりします。
カムシャフトはここにはいないんです。

構造が単純で整備もしやすい、独特の鼓動があるのがおーえっちぶいです。
ハレダビもそうですね。。。

高温になるエンジンのヘッドで部品も少なく小さく設計できますので冷却性と言う点でも
有利ですね。重心も低くなりますし。

燃焼室が狭く、混合気を大きく圧縮できるので力強いトルクを発生することができます。
ただし、高回転域は苦手・・・

冷間時に作業です。なぜエンジンが熱い時にやっちゃダメかと言いますと、通常作動温度の
時にスキマが0になるよう設計されているから。熱いと当然金属部品の膨張とかもありますよね?
走り始めにカタカタ聞こえてたのにしばらく走ってると音が聞こえなくなる・・・
こんな場合でもタペット調整しましょ。

エンジンのヘッドカバーを開け

シリンダーヘッドナットをサービスマニュアル通りの規定値で増し締め(42Nm)

調整する側のピストンを圧縮上死点にして

(クランクを廻すか)
(リヤタイヤ廻すか)
(プラグの穴にドライバーでも突っ込んで)

吸気側、排気側共にこちらも規定値になるようシックネスゲージ登場です

#シックスネスゲージ
#シックスネクスゲージ
#シックスネスゲージス
#シックスネクスゲージス
#クスクス

(感覚わかりますかね?)
(ようかんを切りましょう)
(ボクは羊羹ではない気がしますが)

インテーク 0.15mm エキゾースト 0.20mm
(ロックナットを緩めてマイナススクリュで隙間を調整)

ロックナットを締め付ける時にスキマ変わりますのでご注意を。。。

ガスケットを上手に取るのが大変・・・

ヘッドを付けいざ試運転

音消えました ♪

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