2022年9月8日(木) 発売決定
文才能力がみるみる湧きあがる焼津在住の令和の文豪
今!大注目の36歳小説家の2日間をたどった日記
タイトル 「ひとつやふたつ、わかった日」
サブタイトル 「君の手は。」
執筆 川合 重蔵 ※今回は黒レンジャイとして脇役
出演 5レンジャイの皆様
撮影協力 マンボウにある定食屋のオヤジ
使用金額 4名様にお支払したチップ
作者の言葉
「いや~ なんてゆーんですかねー」
「自分でも気づいていたんですよねー」
「才能あるんじゃないかなってー(笑)」
「人に言われてね」
「やっぱりそうでしょ~なーんてねー」
「文才あるよっ!ってね~♪」
「そうかなーなんてねー」
「こんなふざけたものでいいのかなって不安もありますけどねー」
「ちょっと読んでいただけたらなーなんて」
「面白ければいーじゃないって」
「照れちゃう照れちゃう」
「2,3人しか見てくれてなくてもその2,3人が喜んでくれれば」
「なーんてね」
「(笑)」
「第3話で完結予定」
「ぜひお買い上げください」
メーカー希望小売価格のご案内です。
金額 1回読むごとに100円 (サービスで税込)
100円いただけたら、この下から物語が始まりますので
どうぞ宜しくお願い致します。。。
はじまります・・・
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第1話 「失速」
2022年9月6日(火) の出来事の お話
そう・・・
それは・・・
その日の早朝5:15 のこと
目覚ましを5:30にセットしたのに
目覚ましが鳴る前に起床
ツーリング大好き人間だからできる偉業とも言うべきか?
もう暗くはない
すがすがしい浅田まお
すがすがしくてトリプルアクセル
冗談はさておき
6:00に出て掛川SAに7:00
7:30に浜松SAに着かなければいけないのだ
いつものように身支度を済ませ
早めに出発した。
あれ?
なんだこれは?
明るい
いつもと違う
雨に降られると思っていた
少しくらいならしょうがないと思っていた
降りそうもない
降る気配すら感じない
なんだこれは?
何か起こる前ぶれか?
まあ
いい。
天気はオレには操作できない
考えても仕方がない
いつもの藤枝岡部から新東名に入り
法定速度でマシンを走らせる
すんなりと掛川に着いた
いつもであればオレなんかより先に着いて
待っている人がたくさんいるのだが今日はいない・・・
そんなことはわかっていた
ここで待ち合わせをしている方はいない
たったひとりだ
オレだけだ
掛川サービスエリアを制覇した気分だ
この前と同じだ
記憶が蘇る
ふと思った・・・
また夢の中なのか?
寝坊してまた遅刻してしまうのか?
またしでかしたか?
やばい・・・
左腕にはめてあるロリックスに目を向けると
7:00
ひちじという人間もいるがしちじである
いちじと聞こえてしまう場合もあるので
わかりやすいようにななじと呼ぶことは知っている
そうだな
そうそう
そりゃそうだ
そんなことはどうでもいい。
わかっている
今回は夢の中ではない
続けよう。
浜松SA到着
子供みたいに今日のツーリングを楽しみにしすぎて
3:00に起きてしまった赤レンジャイと合流
降りそうだから雨具(かっぱ)を着た方がいいとアドバイスを頂戴し
次の岡崎SAに向け出発
交通量も少なくすんなりと岡崎到着し
青レンジャイと合流
最近マシンを新調した強者だ
よりいっそう疲れ知らずなので走りまくっているに違いない
ドリンクホルダーが欲しくて欲しくてたまらないことは知っているぞ
そんなことはどうでもいい
人それぞれだ
続けよう
甲南インターというところまで景色も変わらない高速を
走っていくのだが
伊勢湾岸道路を進み、長島スーパーレゴランドを超えたあたりで
仲間がひとり消え去ったのだ
バックミラーに映らない
見えるのは青レンジャイだけだ
赤レンジャイはどうしたんだ!
一旦マシンを止めて連絡を入れてみようとしたのだが
走れど走れどサービスエリアが出てこない
もしかして事故が起きてしまったのか?
故障したのか?
トイレを我慢できなかったのか?
色々な不安がよぎる
湾岸長島SAからなにも止まるところがなく
やっとのことで出てきたのが鈴鹿SA
駐車場にマシンをとめ
タバコに火をつけた
※オレはキャメル(らくだ)
人のことより自分のことの方が大事なのだ
と、いいつつ一旦おちつき
短い文章で伝えられる言葉を探していたんだ
赤レンジャイにラインを入れた
既読にならない
パニック中にしてもいいのかと思ったが
電話もしてみた
出ない・・・
やっぱり何か重大なことが起きているのだ・・・
心配だ
こんなことも思ってしまった・・・
もう赤レンジャイはダメだ
青レンジャイとこの2日間めいっぱい楽しもうと。。。
初日の夜には緑レンジャイと桃色レンジャイも合流する予定でもあるし。
赤レンジャイはレッカーでもうバイバイだ
今回の旅はあとで写真でも送ってあげればいいさ
はやく新しいマシンを購入してくれと。
とにもかくにも
こんな状況ではオレでは何もできることがないのだ
そんな冷たく非道な考えがよぎるなか
プルルルル!
ぷるるるるる!!!
なんと!
電話が赤レンジャイから鳴ったのだ!
次回につづく
お楽しみにお待ちください
って!
ここで
終わらない!
よかったですね?
つづけます
電話の内容はこうだ
すぐに直ったから今亀山パーキングにいると。
え?
すぐに直った?
それですでに亀山?
向かう方向も違ってるし?
まあいい
無事だったのだ
ひとつ落着である
こうなるとどこで合流しようかと案じる
戻っていただき土山SAでと願い出た
向かう途中高速と高速の合流地点で赤レンジャイが入ってきた
ホーンを鳴らしても気づかない
スピードをあげ
隣に並び
こちらの存在をアピール
目が合いお互いにっこり最高の笑顔
ほぼ同時に入ってきたんだよ
こういうときめっちゃ楽しい
さっきの不安な気持ちとよからぬ妄想なんかがふっとんだ
失言だ
撤回しよう
土山SAに入り止まってしまった原因を尋ねると・・・
どうやら無意識にキルスイッチをオフにしてしまったらしい
「ギヤが変わらなかったんだ」
「スピードがみるみる落ちてしまって焦ったよ」
そんなことを赤レンジャイは言っていた
当たり前だ
キルスイッチでエンジンを止めてしまったのだから・・・
君の手は何を触ってしまったんだ!
こまったものだ
「君の手は。」
続けざまに発言しよう。
「ひとつわかったことがある」
走行中にキルスイッチを触ってはいけません
・・・・・
そのあとからは順調だった
あの出来事が起こるまでは・・・
甲南インターで降り
道の駅あやまへとマシンを走らせる
定休日だった
がっかりだがうれしくもある
なぜならまたここへ来る機会を残してくれたから
気を取り直して次に足を向けよう
赤目48滝にある牛汁を食したいと思っていた
大日屋さん
休みだった
うれしくもありがっかりでもある
でもまた来ればいいさ
いつもこんなもんだよ人生は。
たまたま近くにランチとかいてある
のぼりが目に入り足を運んだ
●湯元赤目 山水園 さん
風情があってよい
おおさんしょううおはいないのか
紅葉の時期はきっと・・・
牛汁があったのだ これはツイてる 天丼牛汁セット
エアコンの効いた部屋であつあつの牛汁がうまかった
赤と青のレンジャイはそうめんだ
そうめんを取るときに竹の筒の取っ手が邪魔だと申していたな
オレの大好きな田舎道を走らせ宇陀路、美杉、茶倉へと足を運んだ
またもや休んでいるところもあったが
そう
そうなんだ
それでいい
いいんだよ
「ひとつわかったことがある」
道の駅に行くときは定休日を調べなさい
キップ買えるとウキウキしてるのにがっかり・・・
ちがうな
またいけばいい
それでいいんだ
・・・
それから
道に迷うことも無く本日の宿に到着した
場所は鳥羽だ
鳥羽一郎と鳥羽水族館なら知っているとだれかがぼやいていたな
そんなことはいいのだ
今回のお目当て
海の幸
期待しているぞ
おお
おおお!
すばらしいじゃないか
夕食前に青レンジャイの部屋でしばし歓談後からのこの豪華な食事だった
ただ・・・
夜は・・・
まだ・・・
はじまったばかりだ
第2話へつづく