リコール外-1834 および自主改善

06~11MY ソフテイルモデル、ツーリングモデル標準装備
フォグランプ、および06~12MY 後付けフォグランプ点灯仕様の
法規不適合

この度、ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社(以下、HDJ)は、
後付け部品として、ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社が販売した
前部霧灯を取り付けている平成18年1月1日以降に輸入した車両において、
その仕様に不具合のあることが判明いたしましたので、
以下のとおり自主改善を国土交通省に報告致しました。

前照灯がハイビームである時にフォグランプを点灯できない仕様になっているものが
あり、ハイビーム時にフォグランプを点灯できるよう対策ハーネスを取り付けます。

ご愛用の皆様には大変ご迷惑をお掛けし、心よりお詫び申し上げます。

対象となるお客様には、
お早めに販売店へご連絡頂き、修理(無料)をお受け頂きますようお願い申し上げます。

カナダに漂着した・・・

津波被害でカナダ沿岸に漂着したハーレーダビッドソンについて

ハーレーダビッドソン社(本社:米国ウィスコンシン州ミルウォーキーNYSE:HOG)は、
カナダのブリティッシュコロンビア州グレアム島の沿岸に漂着したハーレーダビッドソンを、
当該車両のオーナーである横山育生氏と協議の結果、多くの尊い人命を奪った
東日本大震災の追悼品として、ミルウォーキーにあるハーレーダビッドソンミュージアムに
寄贈いただき、保存することを決定いたしました。

当該車両を発見したブリティッシュコロンビア州グレアム島在住のピーター・マーク氏と
地元カナダの販売店であるディーリー・ハーレーダビッドソンカナダ、
ハーレーダビッドソンジャパンの協力のもと、当該車両の所有者である宮城県在住の
横山氏と直接コンタクトを取ることに成功しました。
ハーレーダビッドソン社は、当該車両をご本人の元にお戻しすることができないか等々、
横山氏と協議を重ねましたが、未曾有の大震災から復興に向け苦闘している被災地の
現状や横山氏の意思を尊重し、この大災害で失われたたくさんの命と、人生が大きく変わって
しまった方々への追悼の意を込めて、当該車両をハーレーダビッドソンミュージアムへご寄贈いただき、
保存されることとなりました。

ハーレーダビッドソン社は、車両をご寄贈いただいた感謝の意を表して
当該車両のオーナーである横山氏と発見者ピーター・マイク氏を
ハーレーダビッドソンミュージアムにご招待する予定です。
今後、当該車両はカナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアにある販売店
スティーヴドレイン・ハーレーダビッドソンへ移送され、その後、
ハーレーダビッドソンミュージアムへ移送される予定です。

「ハーレーダビッドソンミュージアムは、
この日本で起きた大震災の追悼品として漂着した状態のまま車両を保存
できることを誇りに思います。」
とハーレーダビッドソンミュージアム担当副社長であるビル・ダビッドソンはコメントしております。

~ハーレーダビッドソンオーナーの横山育生氏のコメント~
東日本大震災により流失した私のハーレーダビッドソンが、
被災から約1年の時を経過して約6,500kmも離れたカナダで発見されたことについては、
驚きの一言に尽きます。また、発見いただきましたマークさんに対しましては、
本来、カナダを訪れ、直接御礼を申し上げるべきところでありますが、
未だ震災の影響等もありますことから、この場をお借りして改めて御礼を申し上げます。

遠く離れたカナダにバイクが漂着し、私の所有物であることが判明以来、
多くの方々にご注目いただきましたが、未曾有の惨事となった東日本大震災が風化することのないよう、
現状のまましかるべき場所に展示いただき、多くの方々に見ていただけるよう
ハーレーダビッドソンミュージアムでの展示を希望したところであります。

ミュージアムへの招待というありがたいお話も頂戴しましたが、
震災の影響残る日々を過ごしておりますことから、ある程度落ち着いたころに
お伺いしたいと考えており、その際には、是非とも発見いただいたマークさんとお会いし、
直接御礼を申し上げたいと切に願います。

最後になりますが、この度の一件も含め、震災以降、
全世界の皆様から多大なる心温まるご支援を頂戴しましたことに対し、
改めて御礼申し上げますとともに、東日本大震災という世界の歴史に残る大惨事を後世に伝えていただ
きますようよろしくお願いいたします。